院長ごあいさつ
体調を崩し、これまで通っていた病院に行く事ができなくなったときの不安。
突然の病気で、当たり前だった日常が失われてしまったときの戸惑い。
介護が必要になったけれど、何から始めたらいいのかわからない——
誰に、何を、相談していいのかもわからない——
そんな“いくつもの不安”に押しつぶされそうになるときこそ、
「家族のように寄り添い、耳を傾けてくれる専門家」が必要だと、私は考えます。
私たちは、医療だけで完結する支援を目指しておりません。
ケアマネジャー、ヘルパー、訪問看護師、薬剤師、リハビリテーションスタッフ——
地域で支えるすべての仲間と対話を重ねながら、
患者様・ご家族様にとって“ちょうどよい支え方”を一緒に見つけてまいります。
病気があっても、介護が必要でも、
「今の暮らしを、できるだけそのまま、安心して続けられるように」
そんな想いを込めて、ご自宅へお伺いしています。
『先生の顔を見るとホッとする』
ある患者様からいただいたこの言葉が、今も私の原動力です。
『お話をしましょう』
患者様、ご家族様、そして地域の皆様——
どんな小さなことでも、気軽に相談できる医師であり続けることを、ここにお約束します。

工藤 雅人(くどう まさと)
- 院長略歴
- 2004年 旭川医科大学医学部医学科卒業
日本内科学会 総合内科専門医
日本循環器学会 循環器専門医
卒業後、初期臨床研修を経て、北海道大学病院循環器内科およびその関連病院に勤務。その後は地域の中核病院で一般内科・循環器診療に従事し、2020年より訪問診療の現場へ。
循環器内科医として病院勤務していた当時は、入退院を繰り返す患者様が少しでも長く在宅で落ち着いた毎日を過ごすことができるよう、病院スタッフとの連携による再入院予防に尽力しました。医師の指示のみに頼らない、スタッフ一人ひとりの強み・経験・人間性を尊重した「チーム医療」を大切にしてきました。
「病院の手前の医療」、すなわちご自宅での日々の暮らしを支える医療の大切さを実感し、訪問診療へと軸足を移しました。訪問診療では、内科・循環器内科の疾患管理のみならず、終末期がん患者様の看取りにも数多く携わっています。
そして2024年、「もっと自分らしく、もっと患者様に寄り添える医療を」との思いから、くどうまさと在宅診療所を開設。
ご自宅で療養されている患者様が、「いつもの」「穏やかな毎日」を安心して過ごしていただけるように。今日も一軒一軒、患者様のもとへ伺っています。